折れた鍵の破片は自分で対処可能?取り除く方法や予防法を解説

「家のドアを開けようとしたら鍵が折れちゃったんだけど、この後どうしたらいいの?」

「鍵穴の中に入ったままの破片は自分で取り出せるものなの?」

上記のような疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。

家に入れない現状をどうにかしようと、慌てて次の行動を考えるかもしれません。しかし、間違った対処をしてしまうと被害が拡大するため、まずは落ち着くことが大切です。思いつきで行動してはいけません。

本記事では、折れた鍵の破片を自分で対処可能かどうか判断するポイントや取り除く方法を解説します。鍵が折れても冷静に対処できるようになり、将来的なトラブルを避けるための知識を得られますので、ぜひ最後までご覧ください。

折れた鍵の破片が鍵穴から出ていれば自分で対処可能!

鍵が折れてしまったときの対応は、折れた鍵の破片がどのような状態かで変わります。自分での解決を考えているなら、折れた鍵の破片が鍵穴から飛び出ていることが条件です。折れた鍵が飛び出ていれば、ペンチやニッパー、ピンセットなどの道具を使えば取り出せる可能性があります。

しかし、折れた鍵の破片が奥深くにある場合は、残念ながら道具でつかむ場所がありません。ピンバイスといった特殊な道具を用いた引き抜きや鍵のシリンダーを分解する手段もありますが、これらの作業はただ引き抜くよりも難易度が高いです。失敗するとシリンダーごと交換することになって、余計な費用がかかる原因になります。

自分での対処が難しいと感じたら、思い切ってプロの鍵業者に依頼しましょう。専門の技術や経験のあるプロが的確に対応してくれるため、迅速に解決してくれます。

折れた鍵の破片を自分で取り除く3つの方法

鍵穴から飛び出ている破片が長ければ、指で摘んでも抜ける可能性があります。しかし、折れた破片がちょっとしか出ていなかったり、完全に鍵穴に埋まってしまったりしている場合もあるでしょう。ここでは、折れた鍵の破片を自分で取り除く方法を解説します。

道具を使って引き抜く

折れた鍵が鍵穴から飛び出ている状態なら、細いピンセットやペンチなどのつまめる道具を用意しましょう。道具で破片をつまめれば、自分でも安全に引き抜ける可能性があります。鍵の破片を押し込まないように、注意しながら作業を行いましょう。

また、折れた鍵の破片を引き抜くときは、鍵穴が損傷する可能性があるため、力任せに動かして抜いてはいけません。鍵穴の損傷を最小限に抑えるためにも、ゆっくりと引き抜くことを心がけましょう。

鍵穴専用の潤滑剤を使う

折れた鍵の破片が引き抜きにくい場合、鍵穴専用の潤滑剤を差してみましょう。鍵穴に潤滑剤を差し込むと、鍵の破片を滑りやすくできます。

注意点として、潤滑剤は鍵穴の摩擦を減らして物を滑らせる役割を果たしますが、折れた鍵の破片を鍵穴の奥へ押し込んでしまうリスクがあります。潤滑剤を使う際は、少量ずつ試しながら作業を進めましょう。

ただし、市販の普通の潤滑剤を使うのは避けてください。鍵穴内部に付着しているホコリやゴミが固まって、鍵の動きを阻害してしまいます。潤滑剤の成分によっては、シリンダー全体を交換しなければいけません。

ピンバイスで取り除く

鍵の破片を道具でつかめなかった場合は、ピンバイスを活用してみましょう。ピンバイスとは、小さな穴を開けるための工具です。ピンバイスを鍵の破片に押し当てて、手のひらで固定してから回すことで、先端のドリルによって穴を開けられます。鍵の破片に穴を開けたら、引っかかっていることを確認してからピンバイスを慎重に引き抜きましょう。

ピンバイスは、100円均一やホームセンターなどで簡単に手に入ります。ただし、鍵は金属製のため、穴をあけるためには根気のいる作業になるでしょう。また、ピンバイスを使った鍵の取り出しは、難易度が高く成功する保証はありませんので、よく考えてから行動しましょう。

ちなみに、ピンバイスで真正面からかぎの穴を開けようとすると、奥に押し込んでしまうため注意が必要です。鍵の破片が少しでも動くようなら、ピンバイスの角度をつけて差し込みしましょう。

折れた鍵を自分で取り除くときにやってはいけない2つの行為

鍵が折れた当初は、家に入れなくなった焦りから間違った対処をしてしまうことがあります。ここでは、折れた鍵を自分で取り除くときにやってはいけない行為を紹介しますので、鍵の破損を大きくしないように注意しましょう。

鍵穴に道具を入れて取り除く

鍵が折れて破片が鍵穴の中に詰まったときに、針金といった細い道具を使えば取り出せます。しかし、鍵の破片除去は、専門技術なしに無理やり行えば鍵穴内部のピンやスプリングを傷つけてしまうリスクがあります。仮に鍵の破片を取り出せたとしても、傷をつけたことでドアの開閉に影響を与えるリスクが高いため、鍵穴に針金を入れて取り出さないようにしましょう。

鍵の断面に接着剤をつけて取り除く

折れた鍵の破片が鍵穴の中にあるなら、手に持っている鍵の断面に接着剤をつけてくっつければ引き抜けると考える人もいるでしょう。たしかに、鍵の断面を正確に合わせて、固まるのを待てば取り出せます。

しかし、失敗を繰り返してしまうと、鍵の断面に塗った接着剤が鍵穴に流れ込んで、鍵の抜き差しができなくなるリスクがあります。特に初めての作業で緊張していることが予想されるため、一発で成功させることは難しいです。付着した接着剤を完全に取り除くことは難しいため、最悪の場合では鍵交換が必要になります。

鍵が折れるトラブルを未然に防ぐ方法3選

折れた鍵の処置が完了したとしても、同様のトラブルが起きないとは限りません。ここで紹介する予防法を実践して、トラブルを未然に防ぎましょう。

一度折れた鍵を修理して使い続けない

鍵は鍵穴に合わせて特有のピン配列や形状を持っているため、完璧に修理することは現実的ではありません。一度折れてしまうと修理しても強度までは回復しないため、接着剤でくっつけただけではまた折れたり、曲がったりするリスクが高いです。

鍵穴で折れた鍵の破片を取り除くのにお金と時間がかかるだけなので、合鍵を使うか作るかして、鍵が折れるトラブルを防ぎましょう。

定期的に鍵穴のメンテナンスを行う

鍵穴は外部に設置されているため、内部にはホコリやゴミが蓄積していきます。これが、鍵の差し込みや回す行為を妨げる原因となるため、定期的なメンテナンスで異物の除去が必要になってきます。

鍵穴はエアダスターや掃除機で内部のホコリやゴミを吹き飛ばしたり、吸い取ったりすることで、簡単なメンテナンスが可能です。異物を放置していると、鍵穴と鍵の型が合わなくなって、鍵が折れる原因にもつながります。

また、鍵や鍵穴は、外出するたびに使用するため、当然消耗していきます。特に鍵穴内部のピンやスプリングは摩耗しやすく、定期的な潤滑や清掃が必要です。定期的に鍵穴のメンテナンスを行い、長持ちするようにしましょう。

違和感があったら鍵交換を検討する

鍵と鍵穴は日常的に使われる消耗品であるため、経年劣化によって10年程度で耐久限界が訪れます。鍵が回りにくい、差し込みにくいなどの違和感がある場合は、鍵穴の状態が悪いかもしれません。

大した問題ではないと放置していると、将来的に鍵の破損によるトラブルが生じるリスクが高まります。トラブルが起きた後だと費用や時間がかかるため、鍵に違和感を感じたら専門業者に相談し、鍵の交換を検討しましょう。

鍵交換をする場合は管理会社への連絡が必要になる

賃貸住宅に住んでいる場合は、鍵交換を実施する前に管理会社に連絡をしなければいけません。部屋を借りるときに結んだ賃貸契約書には、鍵の交換に管理会社の了承が必要と記載されている傾向にあります。

また、管理会社に内緒で鍵交換をしてしまうと、トラブル発生時に合鍵で部屋に入れなくなってしまいます。鍵が折れたことで鍵と鍵穴の耐久限界が訪れたことに気づき、鍵交換を選択した際は、事前に管理会社に了承をもらいましょう。

まとめ:自分で折れた鍵の対処が難しいならプロの業者に依頼しよう!

今回は、折れた鍵の破片を自分で対処可能かどうか判断するポイントや取り除く方法、やってはいけない行為を解説しました。

鍵は経年劣化によって、いつ折れても不思議ではありません。鍵が折れた際には、慌てて破片を引き抜こうとするのではなく、まずは冷静に状況を判断しましょう。間違った取り出し方だと、鍵穴の状態が悪化するおそれがあります。自分での対処が心配な人は、プロの鍵業者に依頼することを検討しましょう。